【 I・NI・SHI・E 】
その昔、
冠位十二階で一番高貴な色、として紫の装束がありました
その紫に染めるために使われたのが紫の根、紫根です
このソープは紫根をオリーブオイルで10ヶ月漬け込んで抽出したインフューズドオイルを入れたソープ
赤いオイルになります
他のオイルや苛性曹達による化学反応で
一旦はブルー系になります
今回はクチャ(沖縄の海シルス)でデザインしました
クチャもお肌にいいんですよ〜〜大好きですっ!
そして鹸化が進んで型だしする頃には・・・
はい、薄い紫に変化〜\(^-^)/
面白いですね♪
でも考えて見てください
10ヶ月も漬け込んだのに
できた紫根ソープはうす紫。
昔の装束を濃い紫に染めるには相当量の紫根が必要だったに違いない
それだけ染めるには大変だったのでは・・・
だからこそ紫は尊く、高貴な色として珍重されたのかもしれませんね
日本の古(いにしえ)に想いを馳せる
そんなソープです
紫根は潤い効果が高く化粧品にも使われるくらい
美容にも良いもの
今回マルラオイルをオーバーファットでプラス
香りは王道のラベンダー精油
10ヶ月の時を経て
ラグジュアリーでリラックスできるソープに仕上がりました
毎年作るものの一つですが ほんとすき。